今月の住宅

No. 18 マレーシア セキサンのセカンドハウス



設計 セキサン

 この別荘はマレーシアの首都クアラルンプールの郊外、ハイウエイを車で走って1時間ほどのところにあります。歩いて5分ほどの所には緩やかな滝もあり、周辺の山はジャングルになっている。設計はセキサンという名の中国系のマレー人。ニュージーランドの大学でエンジニアリングを学んだ人です。奥さんはイギリス人と中国系のミックス。ランドスケープ・デザインをオーストラリアの大学で学んだそうです。二人でランドスケープ・デザインの事務所を主宰している。デビッド・ナッシュなどの影響を受けていて、なかなかアートぽい素晴らしい作品をつくっています。石と木と緑の使い方は上手です。

建物の印象
 目に飛び込んできた瞬間の印象は、まさにオーストラリアのリージョナル建築の影響を強く受けた、というものでした。工業製品を多用する建材の選び、外へ開いたテラスの扱い。とはいえよく考えればこれはある意味でいまという時代のグローバルな感性かなとも思います。ジャングルの緑の中に浮かんだように建てられています。

土地は全体で3エーカーあるという。写真はゲートの内側から見たところ。ローコストのヘルツオーグ&デムーラン風の塀にまず迎えられる。玄関脇の小屋は未完成。
別荘への小道。建物は3分ほどのところにある。
途中の小川にかかった橋。
ともに外観。
テラスの下からの見上げ。グレーチングのわきに階段。階段の上の床に手を掛けて手前に引くと入り口、あるいは玄関。
リビングからテラスを見通したところ。
テラスから内部方向。
テラスより。入り口が開いている状態。
左手、入り口は閉じられている。
テラスから内部を正面から見たところ。
階段の途中から1,2階を合わせてみている。
2階。寝室。
中央にヨーロッパ式の蚊帳。
2階の壁の一部。ガラリになっている。
2階から外へ。ブリッジからの見返し。
2階から1階の戸外に用意されたバスルーム。
南国的です。いや、バリ的か。
キッチンの流し。これはなんと窓の外にある。意外性。
鉄骨造に波板ガルバリュウム鋼板。ディテール不要の建築です。
 
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